ガレキ愛好者視点の用語集がごまんとあるので完成品収集家視点を重視した用語配分だが、言葉の変遷があまりに早すぎるため生きた用語集としてはすでに古い。誤記は発見しだい修正を繰り返してますのでご指摘宜しく!
アーケード
アミューズメントパーク、昔でいえばゲームセンター。そういった場で入手できるゲーム景品の非売品フィギュアをプライズと呼ぶ。
アート
フィギュアを集める言い訳や理屈のひとつ。良いものは確かにアートと言いたくなる。
アートナイフ
模型の工作に使用するにちょうど良い切れ味鋭いナイフ。たいてい替え刃式。
高価だが細かい作業が可能となる。固まったパテを薄く削ったり、PVC模型のパーティングラインを消したいときに大活躍。別名デザインナイフ。
空き箱
ボックスフィギュアや塗装済み完成品で、中の本体を出した残り。箱を捨てるとフィギュア本体の価値が下がる可能性があるが、気にすると嵩張るだけなので折り合いも大事。
アクションフィギュア
広義には一部なりとも可動するフィギュア。普通のフィギュアは瞬間を切り取っているので、アクションフィギュアは可動が普通となっているドール系の性格を持っている。
全身が自由に動く凝ったものは限定的にフルアクションフィギュアと呼ばれてきたが、2006年ごろよりアクションフィギュアがブームとなり、ハイレベルなフルアクションが当然のようにリリースされはじめると、フルアクション物を単にアクションフィギュアと呼称するようになった。
アセトン
瞬間接着剤剥がしなどでこれが成分に含まれていると、フィギュアの塗装を落とすことができる。百円ショップや日曜大工店で売られているものは、模型店の塗料落としより安上がりなのでリペイント必須アイテムとしてお得。対象物をドボンと沈めて数十分待つ剥離剤と違いアセトンは強力なので、部分的にかけてすぐ綿棒などで拭き取らないと、塗膜下の地肌まで痛めてしまう。
アソート
チープトイが小売りの基本セット単位でまとめられている状態。特定のアイテムに対しアソート率などと表現。
遊び
可動や接合に余裕を持たせてる部分。きっちりすぎると部品同士が填りづらいし、何気ないことで過度に力がかかって破損してしまうなどの欠点を抱える。
あたり/当たり
カプセルやボックスのコレクションで欲しいもの、いいものを引くこと。別に欲しくなくても評価が高いものをゲットすると思わずにんまり。もしくは単品で良いものを入手すること。
アダルトフィギュア
女性の局部を造形した18禁の世界。ヌードだけでは18禁にはならないが、秘所に花を咲かせたり精液表現をするとアウト。商品ではアニメ系よりリアル系が多く、魔改造では逆が多い。
圧縮機
コンプレッサーのこと。空気圧縮機。塗装で使う。
アニメキャラクターフィギュア
記号化されたアニメ絵・漫画絵を立体造型化したフィギュア。フィギュアの意味が微妙に変化する前、萌えなフィギュアの黎明期(1980年代〜1990年代はじめ)における呼び名。
アニメ人形
マスコミがオタクを題材とするときたびたび登場し、非オタクに馴染みがないフィギュアを代用する単語として用いられる。
元はフィギュアブーム以前に使用されていた言葉で、主にソフビ製のアニメ系ドールを指し、ハンドメイド品も意味する。
アニメフィギュア Anime figure
フィギュアの題材にアニメのキャラクターが圧倒的に多いことによる表記で、国内での使用率はさほど高くないが、海外だと普通に呼ばれているようだ。元がアニメでないフィギュアも含めるので、広い意味合いがある。
21世紀に入ってぽっと出てきたので、黎明の呼び方であるアニメキャラクターフィギュアとの連続性(省略形等)はない模様。
脂/油
フィギュアに付着した手の脂は微生物のエサとなり、排泄物の酸やアルカリが強い場合フィギュアを傷つける。脂性の人や、子供に触られたときも要注意。対策は水洗い。
合わせ目
パーツ同士の接合部。色が変わる境界や凹凸の激しい部位を合わせ目にしてるとあまり影響はないが、連続する表面に合わせ目が走ると見た目に安っぽくなる。
アンテナ
情報収集源の数や範囲。おもにネットや雑誌。フィギュアの人気タイトルは予約段階で売り切れてしまうので、わずかな情報格差が決定的な違いを生む。
生き人形
江戸や明治のころからあった超リアル志向のドール系人形で日本製。物語ではホラー系でよく登場する。
一発抜き
型抜きパーツひとつで完成品とすること。かつてチープトイの大半は一発抜きで、さらに人件費が高い国内生産のため彩色もろくにされなかった。複雑な部品を一発抜きで作ってみせる職人芸がたまにある。
イベント
模型方面ではずばりガレージキットの展示即売会を意味する。年2回行ってるワンダーフェスティバルが最大規模で、2〜3万人が訪れる。もっぱら大都市で開催される。
妹
特定のフィギュア(キャラ)に萌えまくり、いきつく中途段階の呼び方のひとつで年齢差が小さいとき使用。他には「恋人」「娘」などがある。
色移り
擦れなどの結果、色が接していたパーツに移ってしまうこと。消しゴムが結構活躍する。
色違い
リペイントと重なる。おなじ原型からの商品化で、配色を部分的、あるいは全面的に変えたもの。おなじタイトル内に混入していることもあるし、再販や別の販売形態で登場することも。カラーバリエーション。
色っぽいフィギュア
そのまんま。
色ぽフィギュア
色っぽいフィギュアの略だが事実上の正規表記。「ぬるぽ」の字数・語呂合わせか。大人キャラも包括できる表現。
インテリア
フィギュアを集める言い訳や理屈のひとつ。エロいもの以上にまず、出来が良いものを一定数揃える必要があるかもしんない。
インナーブリスター
箱詰めの塗装済み完成品を直接包んでいる、透明な合わせ型ブリスター。
台紙などを使わず、成形されたブリスターを2ないし3パーツ合わせて、フィギュアを固定し保護する。密閉度が高すぎると可塑剤の害の元となる。
ヴィネット
ちいさなジオラマ。箱庭造形。
ウエルドライン
成形時にプラスチックの流れが乱れたとき、部品の表面に生じる不良線。作ったとき目立たなくても、下地処理なしでディテールアップの墨入れを行うと浮き出ることがある。モールドラインの一種。
内袋
カプセルフィギュアやボックスフィギュアを直接保護しているビニール袋を内袋と呼ぶことが多い。カプセルや外箱に対応して「内」と呼んでいるようだ。
内ブリスター
インナーブリスターの俗称。塗装済み完成品を直接保護する。
売り切り
作ったぶんがみんな売れてしまったらそれで終わりという商品、商材。フィギュアは再生産率が低い。
売り切れ/売切
小売店舗の在庫がなくなること。フィギュアだと一度売り切れたらメーカーや問屋の在庫が残ってる保障はなく、再入荷は厳しい。
エアキャップ/エアーキャップ
フィギュアを保護する梱包材で、空気袋が小さなタイプはいわゆるプチプチと呼ばれる。ネットオークションで活躍する。別名エアクッション、エアパッキンなど。
エアクッション/エアークッション
梱包材の一種で、小さな空気袋をシート上にしたタイプや、長さ10cmほどの大きな空気袋を束ねたものなどを指す。小さなタイプはいわゆるプチプチと呼ばれたりする。別名でエアキャップ、エアパッキンなど。
エアクリーナー/エアークリーナー
小型のスプレー。圧縮空気の力で掃除しづらい部位の埃を飛ばすオフィス用品だが、フィギュアにも使える。繊細なポリストーンやガレージキット、折れる危険があるABSには必須。
エアスプレー/エアースプレー
缶スプレーの総称。塗装で使用するお手軽な缶スプレー、エアブラシ用の圧縮空気をため込む専用空気缶、エアクリーナー用のスプレー、エチケット用スプレーなど。
エアスプレー/エアースプレー
缶スプレーの総称。塗装で使用するお手軽な缶スプレー、エアブラシ用の圧縮空気をため込む専用空気缶、エアクリーナー用のスプレー、エチケット用スプレーなど。
エアパッキン/エアーパッキン
梱包材の一種で別名エアキャップ、エアクッションなど。空気袋が小さなタイプをプチプチと呼ぶ。
ATBC-PVC
非フタル酸系ポリ塩化ビニール樹脂。燃やしてもダイオキシンがないぶん安全だが、PVC添加物の悪影響を否定できるわけではない。可塑剤業界は毒性を否定しているが、PVC製手袋が食品業界で使用されない、子供向け玩具には不揮発性の可塑剤が添加されるなどの現状を見るに、行き場を失った揮発性可塑剤が素材の安価さを求められる大人向け玩具に集中している、と見るのは普通の思考だろう。
ABS
アクロル二トリル・ブタジエン・スチレン樹脂。衝撃吸収性に優れた耐久消費財用の強化プラスチック。
小型の食玩や塗装済み完成品の一部(フィギュアの脚部等)として利用される。エッジがシャープに出るため、細かいディテールをうまく再現できるが曲げに弱い。安定した長期ディスプレイが可能。
SP/エスピー
シークレットのことで、スペシャルの略。シークレットアイテムはいわゆる和製英語。
エッジ
パーツの角や縁。鋭くかつ硬くしてしまうと指を滑らした不注意な餓鬼が赤い血を流して泣き喚き親がメーカーに怒鳴り込む事態となるので、エッジがきついつまりそれだけディテール重視の模型には、年齢制限が欠かせない。
エッチフィギュア
エロフィギュアとほぼおなじ意味だが、使用頻度は低い。
エラー品
不良品のことだが、「嬉しい誤算」的な意味合いを含むこともある。その場合は不良品といっても収集の対象となる。エラー品収集でポピュラーなのがコイン。
エロフィギュア
文字通り。18禁なことを指すこともあるが、パンツがエロいとか胸部の乳首が作られているといった、程度の差で表記されることが多い。
延期
フィギュアの発売延期はよくあり、一部メーカーのそれは仕様ともいえる。延期の理由はいろいろあるが、再販率が低い、つまり完全に頭数を揃えないと販売しづらいのが大きな理由。
予想以上の受注があると追加生産で延期される。日本の商慣習が通用しづらい中国工場の都合や、開発に手間取っても延期となる。
お子様パンツ/おこさまぱんつ
ロリコンが喜ぶもの。フィギュアでもしっかりと造形される。
おっさんホイホイ
30歳前後から上の世代に当たるおっさんが飛びつくように反応する、ハート直撃的に懐かしいもの。
おたく/オタク
対象年齢の高いハイクオリティ造形の玩具を購入する集団は、ほぼ全員がオタクである。おたく文化はアニメを中軸としているので、そのキャラを題材としたフィギュアが大勢となるのも自然の理。
大人買い
資金力にものを言わせた主にボックス単位のまとめ買い。あるいは小売りの大量買い。子供や青少年も欲しがるものでない限りこの呼称は使うべきでないらしい。
鬼袋
不人気商品しか入ってない旨を逆に売りとしている福袋。値引き率は最高クラス。
鬼回し
カプセルトイの自販機を1人が1度で大量に回すこと。大人買いに通じる。
オフィシャル
公式。コレクターはオフィシャルものに弱い。
オフィシャルフィギュア
公式アイテムなフィギュアで、限定品が多い。
おまけ
おもに食玩を指すが、ボックストイやカプセルトイも示す。つまりはチープトイの、一番古い呼び名だといえよう。雑誌付録やDVD特典等のフィギュアも同様なので、かなり幅広い意味を持っている。
おまけフィギュア
おまけのうち、フィギュア。食玩に限定すれば、2000年代前半に非おたくも巻き込み大ブームとなった。
オミット
省略・簡略すること。ディテールのオミット。
お湯
自重等で変形したPVCを直すときに活躍する。触るとやけどするていどの湯に入れて出し、手で修正したあと、冷水や冷蔵庫で固定するという方法。湯は高温だと変色といった危険があり、ドライヤーのほうが安全。
温感塗料
可逆性示温剤の技術を用いた塗料で、暖めると退色するタイプをクリアPVCに塗るか成型色として配合しておけば、スケスケギミックを演出できる。ほかに普通に変色するだけのタイプがある。
女の子フィギュア
フィギュアに疎い非オタクの人がとりあえず呼称するときや、コケティッシュに表記したいときなどに用いられる。